現場発泡断熱材No.1アクアフォーム
水で発泡する断熱材
アクアフォーム®は、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡させる断熱材。水を含むポリオールとイソシアネートを混合することで発生する炭酸ガスを発泡剤として使用する、人と地球に優しい硬質ウレタンフォーム素材です。
断熱性
アクアフォームは無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、 他の断熱材に比べて優れた断熱性能を発揮します。
項目 | 断熱材品種 | 熱伝導率 W/(m・K) |
アクアフォーム (JISA1480)※1 (JISA9526) |
建築物断熱用 吹付け硬質ウレタンフォーム A種3 |
0.036 (JISA1480 ※2に基づく測定値) |
※熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので数値が小さいほど断熱性に優れています。
※JISA9526の試験方法によるとアクアフォームの熱伝導率は 0.034W/mK となります。
※1 JISA1480 熱性能宣言値及び設計値決定の手順
※2 JISA9526 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
気密性
住宅の躯体に直接吹付けて発泡させるアクアフォームの工法は隙間なく一体化した断熱材構造で、 優れた気密性を発揮します。
項目 | 断熱材品種 | 相当隙間面積C値(cm2/m2) |
アクアフォーム | ― | 2.0以下 |
吸音性
柔軟性に富んだアクアフォームは連続気泡構造で、一般的な独立気泡構造と比較し、 吸音性に優れています。
各特性
アクアフォームは、JISA9526 吹付硬質ウレタンフォームA種3に該当します。
その性能は次の通りです。
原液粘度(20℃) | 80~1500 | mPa・s |
熱伝導率 | 0.040以下 | W/(m・K) |
燃焼性 | 燃焼時間が120秒以内かつ燃焼長さが60mm以下 |
よくある質問
Q1.アクアフォームって他の断熱材と何が違うの?- 硬質ウレタンフオームを現場で水の力により発泡し、吹付け施工する今までにない断熱材です 。従来のグラスウールなどの断 熱材は現場の施工部分に合わせてカットし貼っていくため隙間ができてしまうことがありましたが 、アクアフオームでは細かい部分にも隙間なく充填でき、接着性も高いため安定した断熱効果を得ることができます 。
- アクアフォームは「空気」によって断熱しています。気泡中と大気中の空気は同じ成分なので性能が変わりません。
- 壁の中に隙間ができると壁体内結露が発生しやすく なります。アクアフォーム叫ま湿気を通しにくく、また構造体内に隙間を作らないため壁体内結露が発生しにくい安心な断熱材です。
- 悪い影響はありません。一般的に断 熱材として使用されている繊維系断熱材に結露するとカビが発生し、カビはダニの餌にもなるためダニも発生します。カビやダニの死骸は喘息やアトピーなどの原因になるといわれていますが、結露が発生しにくいアクアフォームRなら健康的な室内環境が期待できます。
- もちろんあります。隙間の生じないアクアフォームでは、従来隙間から入り込んでいた外部の騒音や気になる内部の生活音の漏れをシャットアウト。騒音の少ないプライベート空間を維持するなどのメリットがあります。
- アクアフォーム叫ま熱硬化性 プラスチックです。高温になっても液化しません。火災の際には約300~ 40℃で固体の状態で燃焼し二酸化炭素等を発生し、そのもの自体は炭化します。日本工業規格による硬質ウレタンフォームの燃焼性JIS A9526の規定に適合した製品です。また、従来軸組エ法、2X4エ法では壁の30分防火と45分の準耐火構造認定も受けております。