失敗しないためにおさえておくべき注文住宅
あなたとあなたの家族がより快適でステキな生活を手に入れるのに理想を叶えた注文住宅を建てるには、どうすると良いでしょうか。失敗しないためのポイントをあらかじめ抑えておき、事前に準備しておけば、きっとより理想的な住まいに近づくことができます。
準備段階で失敗しないためのポイント
住まいの情報を集める
理想の注文住宅を建てるために、まずは情報集めることから始めます。実際にどんな家があるのか、知ったほうがアイデアが広がるからです。インターネットで注文住宅の情報を調べたり、住まいの雑誌を見たり、モデルルームに行ってみたり、近隣の家を眺めながら散歩したり、いろいろな家を見て、調べてみましょう。理想の注文住宅を建てるために、まずは情報を集めることが大切です。
予算をきちんと把握する
予算をきちんと立てておきましょう。最初に予算をしっかりとたてておかないと、ついつい予算オーバーしてしまうからです。注文住宅というのは、「こんな家に住みたい」という理想があって、建てようとするものです。 それが、実際に建てようと思って、土地を探したり、モデルルームを見たり、インターネットや雑誌などで素敵な家を見たりしているうちに、夢がふくらんでいきがちです。 全体の予算を早めに、具体化させておきましょう。
打ち合わせでイメージや要望を伝える
打ち合わせでイメージや要望をも伝えましょう。担当者に遠慮して意見を伝え切れないでいると、必ず後悔するからです。 例えば、「将来は2階の寝室に間仕切りをして子ども部屋にもできるようにしてほしい」「ウッドデッキでバーベキューをしたい」など、家族の要望をしっかり伝えてください。 注文住宅の打ち合わせでは、遠慮せず、さまざまな注文をつけましょう。
注文住宅のよくある失敗例とポイント
家事動線と生活動線の不備
注文住宅に関する失敗例の多くは、動線の不備と、生活や将来に対するイメージ不足に起因します。料理や洗濯、掃除などの家事をする際に、頻繁に行き来する経路を「家事動線」と呼びます。一方、「生活動線」とは、リビングやトイレ、キッチンなどを行き来する経路です。家事動線と生活動線が交わっていたり、複雑で面倒であったりするとストレスを感じます。シンプルな動線となるように、生活をイメージしながら担当者と間取りを計画しましょう。
キッチンに関する失敗
作業台の高さと身長のミスマッチ、作業スペースや設備の過不足などがあると、キッチンでの作業効率が低下します。また、キッチン収納は、スペースの広さと出し入れしやすさを考えて計画しましょう。また通路が狭くてゴミ箱を置くスペースがない、パントリーがキッチンから遠いため使いにくいなどの例があります。
リビングに関する失敗
家族が集まるリビングには居心地のよさが求められます。吹き抜け、リビング階段のあるリビングは、冷暖房効率が悪くなりがちです。シーリングファンやカーテン・ブラインドなどを取り付け、室温をキープする工夫をしましょう。
玄関に関する失敗
玄関でありがちな失敗が、収納場所の不足です。ベビーカーや外遊びグッズ、傘などをしまうスペースを確保しましょう。また、玄関に鏡を取りつけると、外出前の身だしなみに便利なうえに、空間を広く見せてくれる効果もあります。
ガレージ・駐車場に関する失敗
駐車スペースが狭く位置が悪いと、車の出し入れが不便な場合があります。また、夜に暗いガレージ内を歩くことにならないよう、照明スイッチの位置も考慮しましょう。
収納スペースに関する失敗
事前に収納する予定のものと将来増えそうなものを予想しましょう。衣類や本、趣味のグッズなどが増えると想定し、広めの収納スペースを用意することをおすすめします。
生活や将来に対するイメージ不足
長期間暮らすことを想定し、さまざまな事態に対応可能な家を目指しましょう。「子供が増え、部屋が足りなくなった」という事例もあります。だからこそ間取りは現在の生活から将来までをイメージしながら考えましょう。
コンセントに関する失敗
コンセントの位置が悪いと家具で隠れてしまい、パソコンやスマートフォンの充電に不自由する場合があります。コンセントを設置する場所を担当者と相談しましょう。